近年、THCの構造に似たカンナビノイドの「THCH」がインターネットやCBDショップで販売されるようになりました。THCHは、THCと同様に大麻の作用を持ちながらも、規制の対象ではなかったため、多くのユーザーに愛用されてきました。
しかし、2023年7月24日に開催された指定薬物部会にて、同年8月4日からΔ9-THCH及びΔ8-THCHが規制されることが決定しました。これにより、THCHは指定薬物に指定され、罰則が適用されるようになるため、8月4日以降はTHCHを含む製品を所持したり使用したり販売したりすることは違法行為となります。
一方で、この規制は大麻文化や産業にも影響を与える可能性があります。例えば、医療大麻や産業用ヘンプの合法化を目指す活動家や団体は、THCH規制が大麻全体のイメージを悪化させることを懸念しています。また、このような規制は、新たなカンナビノイドの開発や流通を促進します。実際に、THCH以外にもTHCB、HHCP、HHCHなどの精神活性成分が既に日本で反販売されています。
この規制後にトラブルにならないよう、しっかりと下記のガイドラインをご確認ください。
すぐにでも破棄する
8月4日当日に破棄しても遅いです。
必ず前日まで、もしくは今すぐに破棄しましょう。
地域のごみ処理方法に従い、しっかりと処分しましょう。
無理に消費しようとしない
無理に消費しても事故につながる可能性があります。
カンナビノイドでオーバードーズは難しいものの、過剰摂取すれば体調を崩す可能性も十分あります。
実際、一部のユーザーは過剰摂取を好みますが、周りに迷惑をかけているだけで、本気でカンナビノイドで人を救いたいと考えている人たちの妨げになっています。
あなた自身も人に迷惑をかけないという意味で、しっかりと楽しめる範囲で消費しましょう。
掃除をする
もし、エディブル製品やワックスなどを使用していて、机などについていたりする可能性がある場合は、アルコールなどでしっかりと掃除をしましょう。
「少しだったら大丈夫」は通用しません。
SNS投稿削除
TwitterやInstagramなどでTHCHに関する投稿をしている場合は削除やアーカイブへ移動されることをおすすめいたします。
これは、SNSのパトロールボットがあなたのアカウントを違法性のあるアカウントと認識し、BANされる可能性があるからです。
凍結は避けたいですよね。
まだ届いていない製品がないか確認
もし注文したTHCH製品がまだ届いておらず、いまさら届いても困りますよね。
トラブル回避のためにも、届く予定のTHCH製品があるのであればお店と相談してキャンセルをしましょう。
最後のダブルチェック
本当に大事なことですので、上記に記載したガイドラインをもう一度読み、すべて実行できているか確認しましょう。
まとめ
THCHが日本に来てから約1年、かなりカンナビノイドに興味を持つユーザーと事業を始める企業が増えました。
この規制によって打撃を受けるのは業者だけでなく、ユーザーもです。
正しい知識を持って、正しく使えば素晴らしいもの。
どうかTHCHが規制されたからと言って、違法薬物には手を出さないでください。
CBNやCBGなど自分に合ったカンナビノイドを探すことをおすすめします。