みなさんどうもこんにちは!CBD業界で色々やってみたいトムです。今回はCBD部主催CBDアドベントカレンダー2025ということでちょっと変わったトピックを書いてみましたよ!
愛煙家にとって今では生活の一部として定着してきた巻紙(ローリングペーパー)ですが、現代の形に至るまでには遥かなる時の旅の数々が!
歴史的文明のはじまりから巻紙文化の発展まで、意外と知らなかったペーパーの歴史を一緒に今日はトムが最高のガイドとして皆さんをこの素敵な旅へとご招待します!
ローリングペーパーの起源
現代の紙の発端は古代エジプト

ローリングペーパーの「紙」としてのルーツをたどると、なんと古代エジプトにまでさかのぼります。
紀元前2500年ごろに発明された「パピルス(英:Papyrus)」は、現代の「紙(英:Paper)」の語源にもなっており、筆記のために使われていました。
とはいえ、いまでいう巻きタバコ用のペーパーとはまったく異なるもの。トムとの旅は、ここから少し早送りして、17世紀のヨーロッパへ。
巻紙文化が始まったのは17世紀スペイン
スペイン・アルコイは製紙業が盛んな地域として知られており、喫煙文化の高まりとともに「タバコを紙で巻く」という新しいスタイルが登場しました。
ここで1703年に誕生したのが、世界初のローリングペーパーブランド「Pay-Pay」。今も変わらずに製造は続いており、現地では高い人気を誇る有名かつ長年愛され続ける老舗ペーパーブランドです。まさに生きた歴史!
ナポレオン戦争とローリングペーパーの深い関係

そこから1800年代初期へと時は流れ、ナポレオン戦争の最中、フランス兵たちがスペインで目にしたのが「巻きタバコ」でした。
葉巻の端を切り落とし、紙で巻いて吸うスペイン人の習慣に衝撃を受けた彼らは、それを祖国フランスに持ち帰ったと!
実はこの時代の下流階級のスペイン人たちは、道端に落ちた葉巻の吸い殻を拾って、中身をバラしてタバコを巻紙で巻いていたと言われています。
この影響でフランスにもローリングペーパー文化が根付き、やがてJOBやOCBなど、現在でも有名なブランドが誕生することに。
戦争と文化が交差したことで、紙巻きタバコのスタイルがやがてイタリアやポルトガルを始めとするその他のヨーロッパ各地へと広がっていきました!
戦争と巻紙にはかなり深い関係性が
戦争は巻紙文化の発展だけでなく、ペーパーの素材や製法にも大きな影響を与えてきました。
特に20世紀の大戦中は資源困窮により、漂白剤や高品質なパルプが手に入らず、今ではよく見かける無漂白(アンブリーチ)のペーパーが普及!これが後に現代の「ナチュラル志向」の普及に繋がったとも言われています。
それにその当時は限られた物資を大切にやりくりする必要があり、薄くて燃焼効率の良い紙が求められるように流れが変わりました。その結果として麻や米など、代替素材を使ったペーパーの製造に進化を遂げていったようです!
こうした歴史的背景が、現在の多様なローリングペーパー文化の礎となっているのです!
(今では巨大コーンや裏巻きペーパーなど思いつきで何でも製品化出来ちゃう時代となりましたよね〜)
オランダの大麻伝統と文化の交差点
オランダ発、ペーパーとカルチャーの先駆者

さてさて、ヨーロッパの中でもオランダといえば大麻の合法国として知られている方も多いのではないでしょうか?
今となってはオランダ国内の愛煙家で知らない人はいない、国を代表する歴史的ブランド「Mascotte」は1858年にオランダ・アイントホーフェンで創業。
ちなみにMascotteはMignot & de Block社による創業当時から家族経営です!
それから100年以上の時を経て1969年には今の経営形態であるローリングペーパーに特化し、その確かな品質と技術革新で愛されるブランドへと成長しました。
1970年代には、オランダ独自の「薬物政策(オランダ語:Gedoogbeleid)」により、コーヒーショップでの大麻販売が事実上容認され、国内に大麻文化が根づき始めます。
ちなみにここで言うコーヒーショップは英語のCoffee Shopじゃなくて、オランダ語で1単語のCoffeeshopだよ!美味しいコーヒーを楽しめるお店であることには変わりないけど、大麻もしっかりと免許を取得して販売しているそう。
Mascotteはこの動きをいち早く捉え、高品質な巻紙の需要に応える存在として業界を牽引してきました。現在では、欧州全体で進む大麻合法化の波の中でも、Mascotteの存在感はますます高まっています。
Mascotteブランドが愛され続けるのは商品への強いこだわりが
オランダ国内だけでなく多くの国から評価されている理由は、ただの「老舗ブランド」で終わらない探究心と進化への意志があります!
磁石でパチッと閉じるマグネット式のパッケージのおかげで、開けるたびにまるで毎回新品を開封しているかのようにいつでも新鮮なペーパーを取ることができます。
そのほかにも紙を裏向きにして巻く「インサイドアウト・ペーパー」など、たくさんの細かい工夫が他社にはないオリジナル商品として市場での差別化を測っています。

流石はこだわり深いことで知られるオランダ企業。原材料の選定からデザイン、機能性に至るまで、100年以上の研究の時を経て今もなお変わらず成長をし続けています。日々のリラックスタイム、クリエイティブな時間、そして仲間とのひとときを彩る大切なツールとして、多くの人々にMascotteブランドが選ばれているのも納得!
「未来は好奇心によって作られる」と言う企業理念
Mascotteはメーカーであることだけにとどまらず、これから世界的にさらに加速していく大麻文化をつくるパートナーであることを公式的に常に発信しています!
『Stay Curious(常に好奇心を)』をブランドスローガンに掲げ、アーティストやクリエイターとのコラボレーションを積極的に展開。

こだわりの製品開発はもちろんのこと、「大麻文化」そのものを育てていく重要な存在として、世界中の好奇心旺盛な喫煙ユーザーたちと共に未来を模索していくことを胸に秘めているそうです!
巻紙にまつわるちょっと面白い話
さてさて、皆さん少しは現代のペーパーに至るまでの歴史を学んでいただけましたでしょうか。
もっと解説できることはたくさんありますが、そんな沢山読んでられないよ!という方のために最後にこちらをご用意しました!
何気なく見ていたペーパーのパッケージは実はアートだった?!

ローリングペーパーのパッケージって、実は世界中のグラフィックデザインの宝庫。
レトロな字体、サイケなカラーリング、アフリカン・パターン、果ては宇宙がテーマのものまで…国や文化によって世界観がぜんっぜん違う!
ヨーロッパではシンプル&ミニマル志向、南米ではポップでカラフルな路線が人気。中にはアートブック顔負けのコレクターズエディションも存在します。
「今日はどのパッケージにする?」って悩むのも、実は密かな楽しみなったり!
ペーパーによって煙の量も味も変わる!?
「紙なんて全部同じでしょ?」と思ったそこのあなた…実はぜんぜん違います!
ライスペーパーは軽くて無味、ヘンプは少しコクがあって燃えにくい、木材パルプは火が消えにくいなど、それぞれ味・香り・煙の質感に個性があるんです。
さらに、紙の厚みや漂白の有無でも“吸い心地”がびっくりするくらい変わるから不思議。
まさに『ペーパーでその1本の味が決まる』と言っても過言ではないほど、ペーパー選びは愛煙家にとって貴重なのですよ!
そういえばキングサイズって実際どれくらい?
大麻を巻くといえばキングサイズペーパーが現地では人気!名前からする「でかい」イメージありますよね?でも実際は…約11cm前後。
なんだ、言うてそんなもん…?と思ったあなた、侮るなかれ。1 1/4(クイーン)サイズと比べるとキングサイズは約60%も多くハーブやタバコを巻けちゃう!
同じハーブやタバコの量を巻くとしてもキングサイズで細巻きロングの方が喉にも優しく、無駄な消費が少ない気がします!
ちなみに、同じキングサイズでも「スリム」や「ワイド」があったりしてペーパーの幅が全然違うので、人と同じように外見だけで判断しちゃダメですよ!
今年の420はもっと自由に、もっと自分らしく!

どうやって最高な1日にするか
4月20日は毎年世界中のチルな人々が集まり、語り合い、笑い合うこの特別な日。
自分自身を普段のストレスから解放し、癒しと想像力のためにに身をゆだねる年に一度の特別な日。
お気に入りの音楽を流して、心地よい空間でゆったり過ごすのもよし。美味しいものを食べて友人と語らいながら、巻く時間そのものを楽しむのもよし。遊びにいったり自然を見にいったり、自由な1日を過ごす方法は無限大!
その中でも本当に大切なのは、『自分らしい420』を見つけること!
そんな一日のお供には、最高な本場のペーパーを

Mascotteペーパーで今年の420体験を充実的に、より美しく、より特別な時間へと引き上げちゃいましょう!
Mascotte公式商品はChillMartで取扱中!(2025年5月から新ラインナップ多数登場)
こだわりの素材、巻きやすい設計、そして伝統と革新のバランス。
ただ巻くだけじゃない、まさにひとつのスタイル!
今年の420は、Mascotteのスローガンである常に好奇心をの精神で、いつもよりちょっとだけ冒険してみるのもアリかもしれません。
新しいペーパー、面白い巻き方、いつもの仲間、そしてそこには必ず笑顔あふれる自分が待っているはず!
それでは皆さん、今年もハッピー420!